カスタマーレビュー
おすすめ度:
ドロテア奥様 
(2007-10-02)
ドロテア好きの私としては大満足の9巻ですね。エマは出てこないけど、それ以外の人たちにもいろいろな人生のストーリーがあるわけで、今自分が歩いている道にもさまざまな人たちが関わってくるのだとあらためて思います。ハキムがテニス上手なのには驚きです。あと1冊、10巻で終わるらしいですが、描写の細かさ、キャラクターの性格までよくわかるこの作品には作者の並々ならぬ意気込みを感じます。次はどんな作品を見せてくれるのでしょう。楽しみです。
琢き上げられた描写 
(2007-09-30)
森薫はセリフがなくても間や仕草で読ませる描写ができる数少ない現代漫画家だと思う。
この巻でのその威力たるやすさまじい。
第二話「歌の翼に」メルダース夫妻の閨での濃密な艶やかさ、一話目の「エーリヒとテオ」でのもの言わぬ者たちの描写などなど。
「エーリヒとテオ」や「友情」はうちのちびのような小さな読者にも安心して読ませる事ができます。
単なるサイドストーリー以上の何かが… 
(2007-09-27)
メルダース家関係のストーリーが多い今回の番外編。ウィンドウショッピングが娯楽になりだした当時の描写とか、ドロテアとヴィルヘルムのラブラブ話とか…。
しかし、個人的に一番気に入っているのは第9話『友情』。ウィリアムとハキムが始めてあったときの話だ。彼らが遊んでいるのを見て、ハキムの父親が述べた言葉が実に深い。
是非一読して確認していただきたい。今のインドの繁栄を考えると、この一言はますます深く、真摯に受け止めるべきことを述べていると思う。久しぶりに深く考えさせられる漫画に会った気がします。
エマ番外編 
(2007-09-23)
エマの番外編です。ドイツ人夫婦のなれそめから(エマの雇い主の)それからエマの同僚たちの休暇の使い方など。脇役に焦点が。
ドイツ人夫婦の寝台での語り、なれそめを語るところからはじまり、それから好きよ。という最後の台詞まですごくよかったです。
やはりこの人の描く人間心理や、イギリスの世界感などは美しいですね。